【跳ね返されたサブ3の壁】30kmで失速、過去最高の状態で挑んだ東京マラソン2026

東京マラソンで、サブ3を達成する。

この目標こそが念願の大会に参加できると決まった瞬間、自分の中で決めたシーズン最大の目標でした。

何度も抽選に外れ続け、ようやく走れることになった憧れの舞台。

今回の東京マラソンに向けて、自分なりにやれることは全部やってきたつもりでした。

ゴール後 東京駅の前で

結果は、惨敗。

30km以降で完全に失速し、最後は歩きました。

でも、このレースには今の自分のすべてが詰まっていたと思っています。

忘れないうちに、今の気持ちをそのまま残しておこうと思います。

準備に妥協はなかった

今回の東京に向けて、かなり走り込みました。

夏場こそ怪我をしていて思うように走れませんでしたが、直近3ヶ月は、月間300km前後。

今まで疎かにしていたケアもしっかりやり、ロング走やポイント練習も継続して、自分の中に「準備不足」という感覚はありませんでした。に妥協はなかっ

大好きだったラーメンも控えて、毎日飲んでいたお酒もやめました。

体重も約5kg減量。

体脂肪率も落とし、身体は過去最高レベルに仕上がっていたと思います。

最近のレース後半でかなりの確率で攣ることが多かったので、今回はかなり対策もしっかり準備しました。

  • 塩タブから塩ジェルへ変更
  • マグオンを使用
  • 数日前からマグネシウムローション
  • ソフトフラスクにマグネシウムとアミノ酸を入れて携帯
  • 給水もいつも以上に意識

練習のロング走の中でジェルも試して、自分の体に合うものを探しました。

「やれることは全部やった」

本当にそんな感覚でした。

12月の月間走行距離
色々なジェルを試した

スタート前、身体は驚くほど軽かった

当日のコンディションはかなり良かったです。

前日もしっかり眠れたし、テーパリングも久しぶりにうまくハマった感覚がありました。

整列前、アップジョグ+流しで脚を動かした時、

「今日はいける気がする」

大袈裟ではなく、自然とそう思えていました。

プレッシャーや気負いすぎている感じもなく、むしろ東京マラソンを楽しもうという気持ちの方が強かったと思います。

憧れの東京マラソンは、やっぱり特別で別格でした。

地方の大会ではあり得ないほど、どこまで行っても人がいて途切れない応援。

なかなか経験できないビル群の間を駆け抜けていく、あの空気感。

「ここで絶対サブ3を決める」

自然とそう思える舞台でした。

ハーフまでは、理想に近かった

事前に調べていた通り、序盤は下り基調。

走られた事がある方達の意見を参考に、周りの流れや雰囲気にのまれ、飛ばしすぎないように意識して入りました。

その結果、ハーフ通過まではほぼ予定通り。

25km地点では約15秒の貯金。

心肺的に余裕もあり、脚は多少の重さがあるものの、余力もまだある。

今回のマラソンの戦略はイーブンペースで行く事。

「今日は本当にいけるかもしれない」

この時はそう思えていました。

25kmまでは本当に順調だった

順調から一転、脚が壊れ始めた30km

異変は、25kmを過ぎた橋のアップダウンあたりからでした。

いつもなら前ももが攣ることが多いのに、今回は先にお尻とハムストリングスに違和感が出始めました。

呼吸にはまだ余裕がある。

心拍もLT値(乳酸閾値)を超えていない。

でも、脚だけがやたら重い。

進みたいのに、身体が気持ちとは裏腹に前に進まない。

さらに、暑さを警戒して水分を意識しすぎたことも、結果的には裏目だったかもしれません。

整列時の場所が都庁のビルの陰でかなり寒く、スタート前からトイレに行きたい状態でした。

ギリギリの勝負になる事がわかっていたのでトイレに行けず、結局それを30km付近まで我慢していて、前半からかなりストレスになっていたと思います。

30kmに差し掛かる頃には、いつも攣りの予兆のような感覚が現れ・・・

ピクつきを耐えながら走っていましたが、31km付近で一気に限界が来ました。

しかも今回は脚だけじゃない・・・

まさかの首や肩まで固まり、まともに走れなくなりました。(きっと上半身にも力が入っていたと思います)

攣り症状としては、今までで一番ひどかったです。

31kmから攣りにより大きくペースダウン

….あ、もう間に合わない

手に貼ったラップペースのシールと、Garminの数字を何度も見比べました。

残り距離。

残り時間。

そして、今の自分の身体の状態。

現実的に、もうサブ3には届かない。

そう理解してしまった瞬間、張り詰めていたものがプツリと切れました。

まだ諦めたくなかった。絶対最後まで諦めない。強い気持ちで挑んだはずだったのに。

でも、気づいた時には歩いていました。

ゴールしても、嬉しさはなかった

ボロボロになりながら、なんとかゴール。

視界は滲んでいました。

半分泣いていたと思います。

でも、悔し涙だけは流したくありませんでした。

どうせ泣くなら、目標を達成した時に嬉し涙を流したい。

そう思って、なんとか堪えました。

ラーメンの味がしなかった

レース後。

ずっと我慢していたラーメンを食べるために、応援に来てくれていた友人と共に東京駅へ向かいました。

でも、あんなに楽しみにしていた一杯が、驚くほど味がしない。

美味しいと思えないくらい、メンタルがやられていました。

「もう、マラソンはいいかな……」

あの時は本気でそう思いながら帰路につきました。

東京駅で食べたラーメン

今回感じた課題

もちろん、反省点もあります。

マラソンペースでの距離不足

練習でのMペース走(マラソンペース走)の距離は最長でも22kmまでしか走っていませんでした。

30km以降も押していける脚を、まだ作り切れていなかったのかもしれません。

水分戦略

暑さによる脱水を警戒しすぎたことで、スタート前に水分をとりすぎてしまった気もしています。(それでもスタート前にトイレには行きました)

結果的に、身体へ余計なストレスをかけてしまったのかもしれません。

シューズ変更

今回レース初投入(練習では数度履いていた)だったメタスピードスカイ。

これまでのレースでは前モデルのメタスピードエッジパリやアディオスプロ4を使っていました。

脚の使い方の違いが、後半の攣りに影響した可能性もあるのかもしれません。

もちろん、まだ断定はできません。


正直、どれが一番の原因だったのかは、まだわかりません。

Mペース走の距離不足だったのか?

暑さだったのか?

水分戦略だったのか?

シューズだったのか?

その答え合わせをするためにも、また練習を積み上げていくしかないと思っています。

それでも、また走ろうと思う

レース直後からしばらくは、

「もうマラソンはいいかな」

本気でそう思っていました。

でも、1週間たくさん寝て、我慢していた好きなものを気にする事なく食べ、

少しずつ気持ちが戻ってきた時、最初に思ったのは、

「このまま負けっぱなしで終わるのは嫌だな」

という想いでした。

いつかサブ3を達成した時、

「こんな時もあったな」

って笑ってこの記事を見返せるように、

またコツコツ少しずつ練習を積み上げていきたいと思います。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次